MENU

【舞台観劇】開演前・幕間・終演後の過ごし方について解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

舞台を初めて観劇される方の、

舞台を観にいく予定だけど、休憩の時間は何をしていればいいの?

何時頃に劇場に到着すればいいのかな…早めに行ったほうがいい?

このような疑問にお答えして、観劇時の「開演前・幕間・終演後」の過ごし方について解説します。

この記事を読むとわかること
  • 「幕間」とは何か、舞台の鑑賞時間以外について
  • 観劇前・幕間の過ごし方とやった方がいいこと
  • 劇場に入る前・公演終了後の過ごし方
目次

「開演前」「幕間」「終演後」それぞれの違い

「開演前」は劇場を楽しむ&観劇準備

開演前とは、

  • 開場時間から開演までの時間
  • 開演1時間前〜45分前に開場することが多い
  • 公演・劇場によっては、開演1時間前に「ロビー開場」・30分前に「客席開場」となる場合もある

基本的に初めて観劇する劇場や公演では、早めの到着をおすすめします。

早く到着した方がよい理由:

  • 劇場への道のりで迷子・電車の遅れなどで遅刻するリスクを減らす
  • 物販の列・トイレの列に並ぶなど入場後に時間を使うことが多い
  • パンフレットや筋書きを読んで公演の予習ができる

初めて行く会場では、道に迷ったり・入場後のグッズ列に時間が取られたりと、考えていたよりも時間がギリギリになってしまうこともあります。

開演時間には絶対に遅刻しないために、万全の準備を。

グッズの購入・食事の予約などをする際、開場時間よりも早くから列に並んでいないと購入できない場合もあります。

初日以外の公演では、事前に参加した方の情報をTwitterなどで確認しておきましょう。

「ロビー開場」って何?

ロビーには入ることができるけど、客席にはまだ入れない状態です。

小さな劇場ではロビーに座るところもなく、狭いところでずっと立っていないといけない場合もあります。

ロビーに何もない場合は、劇場近くでお茶をして過ごし、開演近くの時間に入場がおすすめです。

「幕間」はいかに効率よく過ごすかが重要

【幕間】
正しくは「まくあい」と読みます。

幕間とは、

  • 1幕・2幕などに分かれている場合の休憩時間のこと
  • 公演によって時間は異なりますが、20〜30分のことが多い

幕間は食事・買い物・劇場散策と様々なことができますが、時間が限られています。

効率よく過ごす・やりたいことを事前に考えておくがポイントです。

終演後も劇場によっては楽しめる

ほとんどの劇場は終演後は速やかに退場となります。

しかし、劇場によっては終演後も楽しめるポイントがあります。

例えば…

歌舞伎座では、劇場についているお食事処で終演後にアフタヌーンティーセットが食べられる

歌舞伎座 3階 花籠

劇場周辺にも楽しめる場所がありますので、観劇の記念に訪れることもおすすめです。


これから舞台観劇に行かれる方が、観劇中以外の時間も楽しく過ごせるように「劇場でのおすすめの過ごし方」について解説していきます。

劇場によって少しずつ違いがありますので、今回は私のおすすめ劇場である「歌舞伎座」をメインにご紹介します。

他の劇場・歌舞伎以外のミュージカル・現代劇でも「開演前にした方がいいこと」「幕間の過ごし方」などは基本的に一緒です。ぜひご参考にしていただけると嬉しいです。

おすすめの過ごし方・楽しむポイント

開演前・幕間・終演後では、「できること・やっておいた方がいいこと」は少し異なります。

それぞれの時間帯に合わせた「おすすめの過ごし方」を紹介します。

開演前

開演前は出来ることがたくさんあり、「このタイミングにしておかないといけないこと」もあります。

できること・おすすめの過ごし方:

  • 劇場の雰囲気を味わう
  • 筋書・イヤホンガイドなどを購入・レンタルする
  • 食事の予約
  • 荷物を預ける
  • 観劇の準備(トイレ・双眼鏡・スマホ)

劇場の雰囲気を味わう

最初にして頂きたいことは「劇場の雰囲気を感じる」

それぞれの劇場で雰囲気は大きく異なり、歴史を感じる建物もたくさんあります。

開演直前に到着してしまうとなかなかゆっくり劇場を味わうことができません。

少し早めに到着して、劇場の中を歩いて回ることもおすすめです。

「歌舞伎座」「新橋演舞場」「帝国劇場」などの大型の劇場では、公演以外の時間も楽しめるポイントがたくさんあります。

筋書を読む

 「筋書」とは歌舞伎のパンフレットです。

劇場ロビーで販売されています。

歌舞伎以外の舞台でも「パンフレット」はほとんどの公演で販売されることが多いです。

ネタバレをしたくないから観劇が終わってから読む!

少しでも話を理解したいから、先に読んでおこうかな…

考え方はそれぞれですが、筋書きやパンフレットを読むことで、より作品の世界を理解することができるのは間違い無いです。

歌舞伎・狂言など、

古典芸能は難しそう…話が理解できるか心配…

という方。

「筋書」は、あらすじや見どころなどが書かれているので、開演前に読むとより作品を理解しやすくなります。

イヤホンガイドを聞く

「イヤホンガイド」とは、

歌舞伎・文楽などを観劇する際に、イヤホンで同時解説を聞きながら舞台鑑賞をするサービス。

「作品の内容・見どころ・役者の情報」などを解説。

イヤホンガイド

伝統芸能は、セリフやお芝居の内容が初めてですと理解しにくい部分も。

作品の時代背景など観劇しているだけではわからない情報まで伝えてくれるので、作品について深く知ることができます。

開演前にこの項目があるのは、「イヤホンガイドは開演前から始まる」という注意点があるからです。

開演前から見どころなどの解説が始まります。活用する予定の方は、開演の少し前から聴けるように準備をしましょう。

食事の予約

幕間・終演後などに劇場にあるお食事処で食事ができる劇場もあります。

歌舞伎座などでは、公演にちなんだ限定のメニューが販売されることも。

観劇の記念に劇場の中でお食事をすると素敵な思い出になります♪
私も、観劇の記念によく利用します。

劇場内で食事をする場合、様々なパターンがあります。

  • 当日劇場での申し込み
  • 事前申し込み
  • 申し込み不要

例えば、

当日申し込みの場合、

  • 入場後、開演前にロビーで予約
  • 幕間もしくは終演後にお食事処へ

劇場で食事をしたい場合は「予約方法」を確認しておくことを忘れずに。

劇場・メニューによっては「3日前までに予約」「1週間前から予約開始」「人気商品で早期に予約終了」の場合もあります。

観劇が決まったら早めに公式サイトで確認をしておきましょう。

限定のお弁当販売もあり

開演前に予約をしておき、終演後に持ち帰るお弁当を受け取るという場合もあります。

「劇場で一人で食事をするのは…」という方は、観劇の記念にお弁当を買って帰るというのも一つです。

ロッカーに荷物を預ける

劇場にもよりますが、足元に荷物を置いてしまうと狭くなってしまい、快適に観劇ができません。

大規模の劇場であればコインロッカーが設置されていることが多く、無料で利用できる劇場もあります。

冬のコートなどかさばるものはロッカーに預けておくことをおすすめします。

キャリーケースはホテルで預けることをおすすめ

キャリーケースなどの大きな荷物もクラークに預けられる場合が多いです。

コロナ禍で預かりを中止していることもあります。利用を予定している場合は事前に確認をしておきましょう。

入場・退場のタイミングは混雑しますので、大きな荷物はホテルなどに預けてくることをおすすめします。

双眼鏡のピント合わせ

前方の席でない場合は、双眼鏡を利用する方も多いと思います。

劇場内が暗くなってしまうと目盛りが確認しにくくなりますので、事前にピントを合わせておきましょう。

防振機能付きの双眼鏡では電池が切れていないかも注意しましょう。

ここぞという場面で電池が切れてしまうとせっかくの防振機能が役立ちません。

事前チェック
家を出る前も電池のチェックは行い、替えの電池も持っていけば完璧です。

スマホの電源を切る

劇場内では基本的に電源を切らないといけません。

マナーモードでもバイブの振動があると静かなシーンではかなり気になります。

公演中に焦ったり、恥ずかしい思いをしたりすることがないように電源を切っておきましょう。

開演前・幕間はできることがたくさん

開演前はもちろん、「幕間でもできること・しておいた方がいいこと」を紹介します。

物販に並ぶ

劇場では、筋書きやパンフレットの他にもグッズが販売されている公演もあります。

劇場内に入らないと購入できないものも。

人気商品は、開場開始直後に売り切れ・長時間並ぶことも考えられます…

絶対に欲しいものがある場合は、開場時間よりも前に劇場に到着する・売り場の場所を事前に把握しておくなど早めに行動する必要があります。

現金の準備を

会場によってはクレジットカードや交通系ICカードが使用できるようになってきていますが、現金しか使えない場合もまだあります。

せっかくの観劇できたのにグッズを買えなかった…

とならないように、現金も持っていきましょう。

劇場内を散策

歌舞伎座・御園座・新橋演舞場などでは、ロビーにお土産品・お弁当などの売店が複数あります。

  • 公演前・幕間のみしか開いていない
  • チケットを持っていないといけない

公演を観劇したからこそ行けるお店などもあります。

歌舞伎座では、

  • 劇場3階ロビーで歌舞伎関連グッズなどが販売
  • ロビーで軽食・飲み物などが販売 
  • 1階・地下1階など劇場外にもお土産・歌舞伎関連商品の店舗が複数ある

幕間に劇場外へ外出することも可能です。

公演終了後は急いで帰らないといけない場合などは、幕間に覗いてみてはいかがでしょうか。

1階の店舗は幕間は自由に行き来ができるようになっていますが、地下のお店などに行く場合はチケットの半券が必要です。

外出する際はチケットを忘れずに持っていきましょう。

トイレに行く

トイレに行くことは、「開演前」「幕間」の重要な行動の一つです。

劇場・観劇に来ている人の割合によっても異なりますが、女性ばかりのお客さんの場合、女性用お手洗いが行列になってしまうことがよくあります。

幕間の25分が全てトイレに並ぶ時間で終わってしまった…

このようなこともあります。

観劇時のトイレ対策

  • 事前にトイレの場所を把握しておく
  • トイレの個室の数が多いところに並ぶ
  • 幕間になったらすぐに列に並ぶ
  • 劇場外のトイレを利用する

開演前は比較的分散しますが、幕間は人が集中するため長蛇の列になりやすいです。

舞台の場合は劇場外に出ることができる場合も多いので、列が長く伸びている場合は劇場外も選択肢の一つです。

「絶対に行きたい!」でなければ、幕間終了直前の利用もおすすめです。

2幕や後半が開始する直前は空いていることが多いです。

幕間を客席でゆっくり過ごす

幕間の過ごし方はたくさんありますが、客席で過ごすという選択肢もあります。

緞帳(どんちょう)の紹介

歌舞伎座などの劇場では幕間に「緞帳」の紹介が行われます。

緞帳とは?

  • 舞台を客席から隠す幕のこと。
  • 様々なデザインのものがあります。

美しいデザインの緞帳もたくさんあり、このタイミングでしかみられないものもあります。

客席から動かずに筋書きなどを読みながらゆっくりするという過ごし方も一つです。

さまざまなタイミングで

食事をする

「開演前」で予約についてお伝えしましたが、実際に食事をするタイミングは公演によって異なります。

  • 開演前に食べる
  • 幕間に食べる
  • 公演終了後に食べる
  • お弁当を持ち帰る

など劇場・公演によって異なります。

客席でお弁当を食べることができる劇場もあります。

急いで食べないといけないこともある

お弁当や食事のメニューによっては豪華なものもあります。

こちらは新橋演舞場の桟敷席で食べた御膳です。

幕間は基本的に25〜30分程度が多いので、急いで食べないといけないことも。

とくにトイレにも並びたい方は、幕間になったらすぐにお食事処に移動する・席で食べ始める必要があります。

歌舞伎座のように「開演前」「幕間」もしくは「終演後」などを選べる場合もあります。

選択が可能な場合は、「終演後」の方がゆっくり食べられるのでおすすめです。

劇場・公演・メニューによって食べられるタイミングが異なりますので、事前に確認しておきましょう。

事前予約が必要な店舗・メニューもある

幕間に、お食事処で食事をしようと思っていたら、事前予約が必要だった…

このような公演もありますので、事前に確認をしておきましょう。

公演前・公演終了後

劇場周辺の散策

舞台観劇は非日常を味わえる素敵な空間です。

旅行を兼ねて公演を観に行かれる方は、ぜひ公演の前後の時間も素敵な時間にしていただけたらと思います。

わたしのおすすめする歌舞伎座は公演以外の時間も楽しめるスポットが周辺にあります。

  • 歌舞伎座ビルの5階
  • 地下のお土産売り場
  • 役者さん御用達のお店

歌舞伎座があるビルの5階には庭園・カフェ・売店などがあります。

和の雰囲気を感じることができる場所ばかりで、歌舞伎鑑賞の前後の時間にはおすすめの場所です。

公演前後の時間も比較的空いているため、ゆったり過ごすことができます。

歌舞伎座地下にはたくさんの店舗がある

歌舞伎座の地下にはカフェ・お土産・雑貨のお店などが揃っています。

ここでしか買えない商品もたくさんありますので、ぜひ覗いてみてください。

木挽町広

「歌舞伎座」周辺を楽しむ

  • 着物のお店
  • 和菓子のお店
  • 歌舞伎役者さん御用達のお店

特に「歌舞伎役者さんが通われているお店」は、観劇記念に行ってみてはいかがでしょうか。

例えば、

  • 中村七之助さん・市川團十郎さん行きつけ
    ナイルレストラン」のカレー
  • 市川團十郎さん行きつけ
    喫茶YOU」のオムライス
  • 中村七之助さん行きつけ
    銀之塔」のタンシチュー

上記のお店は歌舞伎役者の方々御用達のお店であり、他にも多くの方が通われています。

どのお店も高級店というより、昔から愛されている老舗のお店ばかりです。

人気店ばかりのため並んでいることもありますが、観劇の記念にぜひ寄ってみてください。

他の劇場でも、いつもとは違ったお店でランチやディナーを過ごしてみるとより楽しい時間が過ごせると思います。

舞台観劇の主役はもちろん観劇をしている時間ですが、前後の時間や幕間の過ごし方で充実度が変わってきます。

これからも皆様が舞台観劇などに役立つ情報を発信していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次